(記事のポイント)1)現在のベトナム、特に北部では空前の感染増で従業員の大半が欠勤する会社が続出
2)休みの同僚の穴を埋めるために連日の残業で疲弊している従業員から悲鳴の声も
3)F1(ベトナムの濃厚接触者の呼び方)は「陰性なら働くべき」との声が日に日に大きくなっている
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(解説)
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事です。
現在、ベトナム全土、特にハノイを中心とした北部では感染者が激増し、毎日10万人を超える感染者を出しています。
で、ベトナムは現時点では日本同様、感染者や濃厚接触者(ベトナムでは濃厚接触者は”F1”と呼ばれています)は一定期間の隔離を必要とする政策をとっていますので、当然、会社に出社できない、という人も続出いたします。
あるハノイの自動車部品製造会社では200人の従業員のうち、約40%がコロナ感染。
未感染の労働者の多くは、ここ数日、1日14時間以上、時には午前6時から午後11時まで働いており、「もはや、危機的状況だ」と役員も頭を抱えているそうです。
で、濃厚接触者のF1は本当は5日ー7日間の隔離が必要なはずなのですが、この会社では、
「F1なら自主隔離で会社を休む、ということにせず、クイックテストで陰性であれば、原則として出勤してもらっている」
そうです。
まぁ、正直、このような事態は今や北部では普通になってきています。
本当にルール通り、F1の人がみんな休んだら、絶対、注文に応じることができない企業も多く、残業代や出勤奨励金まで出して赤字覚悟で操業している企業様もたくさんいらっしゃいます。
ベトナムのある研究所の調査では今年のベトナム旧正月(テト休暇)以降、北部企業では全労働者の30%がコロナに感染している、とも言われているそうです。
確かに弊社自身やお客様の状況を見る限り、「そうかもなぁ」と思います。
他にも記事では十人中九人が感染で休んでいる会社や、部門の20人のうち17人が感染した例なども出ています。
ベトナムのコロナ感染数自体はまだピークアウトしたとは言えませんが、重症者、死者数は減少傾向にあり、またベトナム政府は経済活動の通常化に向けての歩みを緩めていませんので、全体的には4月ごろにはかなりコロナ状況も落ち着き、経済活動も回復しているのではないかなぁ、、と希望的にみております。
夜明け前が一番暗い、と申しますので、今がそうであると信じましょう。
以上 豊田英司
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