第468回/ベトナム人事情報)ベトナムで人事労務を駐在員が学ばないといけない訳

ベトナムで人事労務を駐在員が学ばないといけない訳



アジアゲートベトナム代表の豊田です。

さて、今日の記事です。

先日、SMBC様のコラムで書いた内容なのですが、割と読者の方から反響があったので、一部変更した内容で お伝えしました。

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ここのところ、日本人のベトナムへの渡航も解禁になり、逆に帰任者の方も増えてきました。


お客様と帰任の際に「 ベトナム赴任で、”これをやっておけばよかった”、と思うことはありますか? 」と聞くと、

わりと多くの方が「 人事について、もっと自分の考えを反映すべきだった 」と おっしゃいます。


では、なぜ、反映しなかったのかと言うと、


・人事の法律がなんだかよくわからない

・ベトナム企業の人事における他社事例、一般的な考え方というのが 結局、よくわからなかった


という意見が多いです。


日本で人事の専門職でなかった方にとって「 わざわざベトナムに来て、駐在員自身が人事労務のことを一生懸命、学ばないといけない理由 」というのは意外と明確でなかったりします。


営業や製造でお忙しい中で、どちらかというと人事は「後回し」になりがちですので、お気持ちは痛いほどわかります。

中には「 ”人事=ヒト”のことだから、外国人である我々よりベトナム人スタッフが回す方がいいよ 」という意見の方も結構いらっしゃいます。


 


この辺りも踏まえて「 どうして駐在員自身が人事をしっかり学ばないといけないか 」について、私の思う3つのポイントを述べます。

 

1:法律に基づいた会社経営の実現

2 :自ら人事の施策を考えられるようになる

3 :「抑止力」としての労務知識

 


1:法律に基づいた会社経営の実現


 ベトナムは日本と違って出版が盛んではないので、「人事に関する他社の情報や知識」についての基礎を本で学ぶ、と言うようなことが難しいです。

それに日本のように他の会社の人事施策や労働法解釈について非常に高い質の情報がネットにゴロゴロ転がっている、と言うような状況でも全くありません。


ですので、正直な話、「人事専門職」といっても「 自分が経験した1社〜数社および自分の友達がいる会社 」以外の情報はあまり知らない のが現状で、結果として、 個人個人の知識や常識のブレが非常に大きいです。

ですので、弊社で元人事のスタッフを採用しようと思っても、ほとんど即戦力でで使えない、という悩みでもあります。


ベトナムの日系企業に行くと「え、 10 年も人事やっていて、こんなことしているんですか!?」」と驚くことが多いです。


そういった意味で、知らぬ間にコンプライアンス違反を犯している会社様が山のようにあるので、日本人駐在員もいろいろなセミナーなどで情報を得て、 あれ?うちの会社がやってることと、ちょっと違うぞ 」と気付くことが大事かと思います。

まずは法律を知る


 

2 :自ら人事の施策を考えられるようになる


 会社も軌道に乗ってくると、昇給、昇格や賞与、インセンティブ、各種手当のことなど、色々と人事施策を打ちたくなってくると思います。


しかし、ベトナムの「労働法」「人事慣習」「人事マネジメントの基礎」を 知らず「人事施策」を考えようと言うのは、なんの勉強もしていないのにITエンジニアになりたいというようなもので やっぱり、相当、無理があります。


人事というのは面白くて、世の中「知らない間に会計業務終わってました」とか「気付いたら営業のノルマ、出来ちゃって」なんてことはあり得ないですよね。


しかし、人事というのは「ヒトが会社にいる」時点で、なんにもしてなくても、それは、「 ほったらかし”という人事 」が日々、現在進行形で行われてしまうんですよね。


ベトナムで駐在トップになれば、「全部、えいや!でやる」にしても「ベトナム人スタッフが言ったことをそのままやる」にしても、とにかく、なんらか「人事」をやってしまっている訳です。


そう、「人事に関わらなくて良い」駐在員というのは原則、いないのです。

やっちゃってるんです、一人でも部下がいる時点で、人事マネジメントを。


それなら、できる範囲で良いので、人事に関心を持って、 まずは基礎である「労働法」や「人事マネジメント」「人事評価制度」の知識を学ぶことが大事かと思います。

人事マネジメントってこれでいいの



 

3 :「抑止力」としての労務知識


 ベトナム法人が設立されてから数年経った企業様に、就業規則の相談をいただいて内容を拝見すると 「え!?なんで、こんな法外に良い条件を認めているのですか?」「完全に法律違反ですよ、、、」 と驚くことが結構あります。


 まぁ、ほとんどのケースで社員番号1番の人事総務担当が、自分の元々いた会社や友人の会社で使っていた就業規則をもらってきて、それをベースに作っていたりします。


それに会計のように国際基準がある訳でもない人事では、ベトナム人人事担当がいうことに外国人である駐在員が「 それ、違うんじゃない? 」というのは極めて困難なことです。


そうなるとどうしても人の哀しい性として、「 どうせ、外国人にはベトナムの法律も常識もわからないだろう 」と言う「 おごりの心 」が出て、こういった行動をとらせている場合が多いと経験上、言わざるを得ないです。


「人事の専門家」になる必要はないですが、せめて、「 自分も勉強しているよ 」「 セミナーとかで意見を聞いたりしているよ  と言う姿を見せるだけで、「 もしかしたら、ばれるかも、、、 」と言う「 抑止力 」につながるので、積極的に勉強している姿を見せていくべきだと思います。 


最後に抑止力

以上 豊田英司
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(4) ビザ・就労許可証(WP)、一時滞在許可証(TRC)の取得代行
(5) 会社設立ライセンスの新規・追加手続き代行
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